こんにちは。隈本です。
だいぶん暖かくなってきました。
宮崎市内では桜も満開です。近所の公園の桜も、とてもきれいでした。
さて、4月といえば、受験生の方も追い込みの時期ですね。
7月上旬の試験まであと3か月、大変でしょうが体に気をつけながら頑張ってくださいね。
ところで、私は、受験生の方から、よく相談を受けることがあります。
相談は、メールや電話だったり、または事務所にお越しいただいてする場合もあります。
受験生の方の立場は様々です。
お仕事やバイトをされていたり、専業で勉強されていたり。
受験生の立ち位置も様々です。
今から勉強を始めようとしている方、通信講座途中の方、合格レベルまで到達している方。
中でも、今から勉強を始めようとされる方に、私がいつも、必ずアドバイスすることが3つほどあります。
今回は、それらを、以下、簡単に紹介します。
①明確な目的を持つ
私は、最初、『なぜ、司法書士になりたいのですか?』とお聞きします。
なりたい目的は、どんなものでもかまいません。
例えば、稼ぎたいとか(そんなに稼げるものではありませんが・・・)、名声を上げたいとか(知名度は低いですが・・・)、動機は不純なものでも、全然かまいません。
もちろん、困っている人を救いたい、社会に貢献したい等でも当然OKです。
要は、自分の本心をしっかり見据えてみることが必要です。
なぜなら、勉強を続けていくうちに、モチベーションが下がってしまうことが必ずあるからです。
それが続くと、勉強をやめようかなと思うことが出てくることがあるかもしれません。
その時に、『自分はなぜ司法書士になりたいのか?』という目的をしっかり持っていないと、何のために勉強しているのか分からなくなり挫折しやすくなります。
この挫折は、初期の段階で出てくる可能性が高いはずです。
途中ですぐ辞めてしまうと、勉強のためにかけた費用や時間がもったいないですよね。
それなら、初めから勉強なんてしない方がよっぽどましです。
そんなことにならないためにも、是非考えてみてください。
司法書士の勉強は、最短でも1年間は必要です。(通信講座は1年間が一般的です)
よほどの天才(一度聴いたら忘れない)の方でない限り、合格するためには、根気強く勉強をしていくしかありません。
ですので、『自分は、なぜ司法書士になりたいのか?』と自分自身でよく考え、そしてその目的が決まった(分かった)ら、目的を絶対ブレないようにしてください。
②勉強時間を確保(工夫)する
上記で述べたように、勉強は長期間に渡ります。通信講座でも、1回の講義が3時間、それが週3〜4回ほど、これが1年間ほど続きます。
講座をこなすだけでも、相当な時間が必要です。
その上、講座以外に、過去問を解いたりする時間も必要です。
専業で勉強できる方は、時間は十分あるでしょうから、後はちゃんと勉強できるか(するか)という意志の問題だけですので、時間があるからといって、勉強を怠らないよう注意してください。
(ただ、休息日は設けていいと思います。)
問題は、お仕事をされながら勉強している方です。
仕事中は、一切勉強できませんし、当然のことながら勉強時間にも制約がでてきます。
時間の確保は難しくなるでしょう。
ある程度のレベルまでは、実力と勉強時間は比例するでしょうから、時間の確保は非常に大事なものとなってきます。
当然ですが、土日・祭日の休みは、原則、丸一日勉強することとなりますが、それ以外でも、
隙間時間を利用したり、1日の勉強のスケジュールを十分検討して組み立てて実行したりと、時間確保を工夫してください。
③勉強方法(スタイル)を誤らない、独自のアレンジした方法を見出す
勉強方法(スタイル)は、受験予備校等でも指導してますが、まずは、それに乗っかってみてください。
最初に、民法を勉強し、次に不動産登記法を、そして、会社法と商業登記法を並行して〜
予備校で教えてくれる勉強法は、ある程度確立していますので、それに従った方が効率がいいと思います。
また、合格者の方は、それぞれ、独自の勉強スタイルを編み出しています。
やり方は、人それぞれ、千差万別です。
しかし、その人にはいい方法も、自分にとって必ずいい方法とは決していえません。
ですので、それらの方のやり方を完全に真似るのではなく、それらのいいところ(自分に合うと思えるところ)をベースにして、多少のアレンジ加えて、自分流の方法にしてみてください。
そして、確立された勉強法のレールに乗りながら、自分独自の勉強法を加えてやってみるといいと思います。
当然、試行錯誤は出てきますが、結局は、長い目で見るとその方が効率がいいはずです。
以上、いつも口で喋っている内容を、改めて文章で書くのは、なかなかうまくいきませんが、これからこれから司法書士の勉強を始めようと考えている方々に、少しでも参考にしてもらえれば幸いです。
それでは、今日の日記は、これで失礼いたします。
'11.4.6(Wed.)